「中山はわからん」
何度この言葉を呟き涙しただろうか
中山牝馬s、ターコイズs、京成杯AH…
地味に多い、しかも難解なハンデ重賞に泣かされ続けた男がついに一矢報いる時が来た…
木曜日午後
「なにこの出馬表！目がチカチカする！私、目がチカチカする！」
ついに発表された恐怖のハンデ重賞、ターコイズsの出走馬
毎度この重賞は意味がわからない
クラシックひと段落した3歳やオープン勝ち上がったばかりの馬、重賞常連の古馬勢…この時期は世代間の実力差がわかりづらくさらにハンデ戦、そして新参者には難しいクセの強いコースと何が軸かヒモかわからない
しかしそんな時聞こえてきたのは
「中山はリピーター…なんよ…」
過去の敗者達(上田)の声
「ディヴィナシオン？？誰？？誰なん？」
「またミスニューヨークやんけ！」
「ルメールだけで良かったんよ…」
「え？内有利じゃないん？なんで外枠決着なん？」
「あいつどっから来た？え？どっから？めっちゃ外伸びるやん！」
「もう中山はやめよう」
中山はリピーター 枠不問 脚質差し有利
ルメールは神
死者達の声は強かった 私の支えとなり、道標となった
中山好走歴を調べフィールシンパシー、サーマルウィンドに注目
そのうちフィールシンパシーは過去に速いタイム好走歴あり、前走牡馬相手に斤量背負って勝つ…穴として素晴らしい 体重は気になったが好走歴あるなら不問
人気所ではミスニューヨークは引退レースとなるがこの重賞2連勝切り辛い
フィアスプライドは勝ちきれないレースが続いたとこでルメール、これは最高 中山はディープの切れる足も活かされる 体重も良い
クラシック戦線からの3歳馬がゾロゾロといたが、ヒップホップソウルは前走流れに乗れず中山好走はあるがスロー展開ばかり 今回もついていけない可能性がある
コナコーストは善戦ウーマンだがマイルで巻き返すといってもパワー感じない 体重ない
55の斤量はかわいそう
ソーダズリングは血統良いけど直線長いほうがええんやないか、キタウィングは体重軽すぎフェアリーsは展開に恵まれすぎた
つまり3歳勢は怪しい 切り
中山ハンデは常識は通用しない…
そしてレース当日、
「甲東特別で儲けたる！」と死亡宣言し無事死亡
畳み掛けるように急遽発生するお出かけイベント
しかし！私は！投票を！諦めない！
伝家の宝刀！
「トイレ行ってくるわ！」
打ち込む！打ち込む！三頭で！迷いながらボックス！打ち込む！
そして私は勝った
自分に勝ち中山に勝った
何度でも言おう
私は
中山に
勝った
絶対に
